2020-11-30 『百年法』(上下巻) 山田宗樹、角川書店。 上下巻で900ページにもなる長編である。 百年法は生存制限法の通称名。ウイルスによる不老化処置を受けた国民は処置後百年をもって生存権をはじめとする基本的人権をすべて放棄しなければならない。受け入れる者がいるが抗うものもいる。 高等無芸な話だが、リアリティもある。ある現象に対して、どう対処したらいいのか。政治家はどうあるべきか。 しかし、長すぎる。900ページにつきあうのは少し大変だった。