2020-12-16 『蝦夷太平記 十三の海鳴り』 安倍龍太郎著、集英社。 蝦夷に関する小説はなぜか読んでしまう。これまでも高橋克彦の『炎立つ』や『火怨』を読んだ。 鎌倉時代の末期に起こった安藤氏の乱に題材をとり、北方交易、アイヌ、蝦夷。奥州津軽を舞台に描かれる。北条得宗家を窮地に追い込み鎌倉幕府の崩壊につながる前夜が浮かび上がる。