木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『うつくしい繭』

櫻木みわ 講談社

東ティモールラオス南インド、西南諸島を舞台にした4つの短編。

東ティモールの少女は死者の声を聞くことができる。

ラオスの山奥では、親友と婚約者に裏切られた女性。

南インドに、兄のためにがんの新薬を探しに来た女性。

日本、西南諸島でふしぎなとうめいな石を見つけた女性。

それぞれの小説が一つのテーマにつながるようでもある。