木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『蜩ノ記』

葉室麟 祥伝社

読みたいと思っていた本だが、とくに急ぎ読む本でもないと思っていた。ブックオフで200円で出ていたので、求めた。

武士の倫理を生きながら、死んでいく世界が描かれる。うまい小説だな、と思わせる。

いま、テレビで渋沢栄一の『論語と算盤』をやっている。倫理性とともに計算も必要な世界。