須賀しのぶ 文春文庫 ★★★★★
数ページ読んで、読んだことがあると思いだしたが、せっかく読み始めた本だしと思い、読むことにした。
日本から東ドイツに着く時間に、昭和が終わったと知らされる。
というと、1989年くらい。まもなく東ドイツもなくなる頃。小説では、ゴルパチョフがちらっと出てきたり中国の天安門事件も起きたりしている。
80年代の終わりというのはすごい時代だったんだ、と思い知らされる。
東ドイツが揺れている時に、そこで音楽に触れる。というか、ピアノで主人公は留学をしたわけだが、音楽と政治的状況などが混然となった小説。
その時代に身を置いた私としては、なかなか興味深かった。
そういえば、79年の暮れ、80年代をどう展開するか、社長の挨拶文を書いていたのを思い出す。