木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『テラプト先生がいるから』

ロブ・ブイエー 静山社 小学5年生のクラスと担任の先生の話。 クラスの登場人物が多く、なかなか理解しにくいが、先生を中心に、クラスが徐々にまとまっていく。それは家族にも影響を与えていく。

『夜のピクニック』

恩田陸 新潮社 『蜜蜂と遠雷』がよかったので話題作となる同じ著者の本を読んでみた。 高校のイベントとして、朝から翌日の午前中まで全校生徒が歩く。歩きながら物語は進む、という『蜜蜂と遠雷』と同じ構造。

『真間の手児奈 入水の謎』

中津攸子 龍書房 講演集である。 タイトルのもの以外に「真間の継橋の謎」「狩野浄天」「市川の戊辰戦争」が収録されている。住んでいる地域の論考なので面白く読んだ。

『チョコレート工場の秘密』

ロアルド・ダール 評論社 恩田陸が子どもの頃に読んで感動したというので読んでみた。 アナーキーともいえる展開。すごいけれど、という感じかな。

『蜜蜂と遠雷』

恩田陸 幻冬舎 ピアノコンクールの話である。エントリー、第一次予選から第三次予選まで。そして本選。500ページがほぼ選考にあてられている。というより、演奏される曲や演奏そのものについて。 専門用語も出てくるし、クラシックを知らないとついていけな…