木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『蜜蜂と遠雷』

恩田陸 幻冬舎

ピアノコンクールの話である。エントリー、第一次予選から第三次予選まで。そして本選。500ページがほぼ選考にあてられている。というより、演奏される曲や演奏そのものについて。

専門用語も出てくるし、クラシックを知らないとついていけないが、知らない私でも楽しんで読めた。恩田さんの集中力に脱帽というか。