木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『異人たちとの夏』

山田太一、新潮社 妻子と別れて、仕事場にしていたマンションに住んでいる主人公に起こった不思議なお話。面白かった。

『海が見える家 それから』

はらだみずき、小学館文庫 『海が見える家』を読んで、この世界を続きで読みたいと購入。海岸での暮らしを先に読んでいるので、楽しく読むことができた。 『海が見える家』では、会社勤めを始めてすぐに辞めて、父の死亡後の後片付けに別荘を訪問する経緯な…

『神保町「ガロ編集室」界隈』

高野慎三、ちくま書房 漫画雑誌「ガロ」の創刊時の時代背景や「ガロ」に集まった人たちなどのことが書かれている。私の青春時代の前の人たちの動き。貸本屋のことなども出てくる。 私の学生時代には、「ガロ」は古書店で見つけて読んだものだ。

『はじめての文学 浅田次郎』

浅田次郎、文芸春秋 本書は、初めて出会う文芸として5つの短編が、浅田次郎の自選アンソロジーとして組まれている。「ふくちゃんのジャック・ナイフ」「かくれんぼ」「夕暮れ隧道」「̪シエ」「立花新兵衛只今罷越候」。浅田次郎は数えるほどしか読んでいない…

『森に眠る魚』

角田光代、双葉文庫。 東京の文教地区で出会った5人の母親の話。 育児を通して出会いながら、小学校受験などによって離れていく。

『祈り』

伊岡瞬、文春文庫

『山中静夫氏の尊厳死』

南木佳士、文春文庫 肺がんの山中静夫氏の尊厳死を見守る医師の物語である。 『試みの堕落論』と一緒になっている。