木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

2022-01-09から1日間の記事一覧

『蝉しぐれ』

藤沢周平 文春文庫 上下 正月にテレビで『蝉しぐれ』を見たが、3部構成になっているうち2部までしか見なかった。そこで文春文庫の本を買ってきた。 ドラマは本に忠実に作られているようで、3部のところをすぐ見つけられ読む。構成も素晴らしく、完成度の高い…

『地の星――流転の海 第2部』

宮本輝 新潮文庫 著者の父が主人公だという。この巻では妻と子どもの健康のため出生地の田舎に行く。知り合いの多くの死やある男との運命的な出会いなど田舎とはいえ出会いは多く様々なことが起こる。読み応えのある小説である。