2021-03-22 『灯台からの響き』 宮本輝、集英社 中華そば屋の康平が主人公。奥さんが店で倒れて亡くなる。その後本の中から奥さん宛にきたハガキが出てくる。関係のない人からのハガキだと言っていたがどういう関係か、たどり始める。 結婚前の奥さんの意外な秘め事が明るみに出る。決してわるいことではなく、奥さんの人柄の偲ばれる過去であった。 宮本輝らしい小説である。