木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『しずかな日々』

椰月美智子 講談社文庫

小学5年生の男の子が主人公。父親はいなくて、母親が新しい仕事を始めるにあたっておじいちゃんのもとで暮らし始める。友達付き合いも苦手だが、友人に恵まれて楽しい時期を送る。そのことが語られる。とくに深刻な話もなく、日々の暮らしが得難い体験である。

物足りない話だが、小学5年生が読むにはいいのかも知れない。