2021-07-11 『ソーネチカ』 リュッドミラ・ウリツカヤ 沼野恭子訳 新潮社 本の虫で容貌のパッとしないソーネチカの一生。不思議な感性の持ち主で、裏切られたり失望させられたりしても「なんて幸せなんだろう」と思う。作者はどうしてこんな人物を描いたのだろうと考えずにはいられない。