2022-03-19 『苦役列車』 西村賢太 新潮文庫 同題名の小説以外に『落ちぶれて袖に涙のふりかかる』が収録されている。 これで三冊目。無頼とも言えない、不思議な味の小説だが、気づいてみると、リズム感のある名文である。中卒で悲惨な生活を描いているが、文章はしっかりしている。