木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『蔭桔梗』

泡坂妻夫 創元推理文庫

彼の小説は『湖底のまつり』を読んだことがある。印象深かった。

『蔭桔梗』にはこれを入れて11の短編が納められている。

全体に職人が登場する。とくに紋章上絵師の登場するものが多い。着物に関する話題が多く、そういう意味で味わい深いものがある。

本のタイトルにもなっている『蔭桔梗』は直木賞にもなっている。