木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『あとかた』

千早茜 新潮社

直木賞候補作 島清恋愛文学賞受賞作というのでどんな小説かと思い読んでみた。

若い男と女の自由な交流。セックスありセックスなし。死もある。自由ではあるがそれを自由というのか。よく分からない人間の交流。若い時というのはこうだろうな、という共感はあるが、あまり心打たれなかった。