木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『男ともだち』

千早茜 文芸春秋

これも直木賞候補だという。

イラストレーターの女性が主人公。恋人でもない男友達やつきあう男たち、同棲から別れていく男。さまざまな人間関係が描かれる。もちろん同性の友達についても。

前に読んだ同じ作者の『あとかた』にはあまりいい読後感をもたなかったが、こちらはいい。イラストレーターとしての日常がよく書かれている。