木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『あらしのよるに』

きむらゆういち著、小学館

ヤギと狼が嵐の夜に出会って、友達になる話。子どもに読んで聞かせるとハラハラドキドキするだろう。ヤギはヤギ社会から、狼は狼社会から浮き上がってしまう。その後ストーリーはどう展開するか、読んでのお楽しみ。

気になったのは狼は男、ヤギは女のジェンダーに置き換え可能なこと。強いもの、弱いもの、が下敷きになっているように感じられた。