木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『一九七二』

坪内祐三、文春学芸ライブラリー

私が大学を除籍になって、それまでやっていた馬券売り場のアルバイトもインフルエンザで出走停止になった。重い腰を上げて就職したのがこの年。ということで思い入れもひときわある。

考えてみれば、多くの出来事があった。連合赤軍の事件もマスコミをにぎわせた。

私が高校を卒業したのが1968年。この年も3億円事件や東大安田講堂など出来事が多かった。

いわば、アルバムを見ているようでもある。そんなこともあったのかと新たな発見もある。