木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』

大島真寿美 文春文庫

直木賞&高校生直木賞を受賞したという帯に魅せられて買ってしまったが、どうしてどうして面白い読み物で、感心しながらあっという間に読み切ってしまった。

父が近松門左衛門から譲り受けたという硯をもらい受けて、名前も近松門左衛門にちなんだ名前にして、浄瑠璃を書き始める。