2021-11-17 『ビタミンF』 重松清 新潮文庫 7篇の短編で構成されている。 どの短編も40歳前後の男性が主人公。 家族を持ち、子どもが思春期を迎えるような時期。社会的な逸脱行為をしたりして主人公を悩ませる。しかし、ちょっとした人生の振り返りも行うことになる。どうやら著者はそのことをビタミンFと称しているらしい。 子どもや妻との関係に一喜一憂させられる物語。