木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『どうにもとまらない歌謡曲――70年代のジェンダー』

舌津智之 ちくま文庫

まだ文庫になったばかり。

タイトルどおり、70年代の歌謡曲を歌詞の面からジェンダー的に解釈し、取り上げたもの。歴史的に分析するような本は多いのだが、歌詞に焦点を当てる本は少ないのではないか。

面白かった。舌津さんの文章が分かりやすく、けっこうな分厚さだが読み切った。