2020-12-09 『海をあげる』 上間陽子さんの初エッセー集。筑摩書房 上間さんと言えば『裸足で逃げる』が話題になった。子育てをする少女たちを取材。厳しい現実が浮き彫りになった。 『海をあげる』は徹底した取材、というのではなく、日常から見えてくるものを救い上げる。沖縄の暮らしから、なぜ暮らしから政治は変えられないのかを考える。 やさしい視点だが、厳しい視点でもある。