木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『ラスト ラン』

角野栄子角川書店

魔女の宅急便』の著者が書いた、自伝的小説と言える。

74歳のイコさんはバイクツーリングにでかける。目的地は5歳で死別した母の生家。手掛かりは、母が12歳のときの写真。たどり着いたその家には不思議な少女が住んでいた。少女は幽霊の母。幽霊と言ってもそれらしくない明るい前向きな幽霊。

子どもの母親との交流。