木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『恩寵』

ほしおさなえ 角川書店

会社を辞めて東京近郊の古い建物に住む。そこでの生活となるとだいたいイメージできる。ところが予想を超えて、登場人物の多いこと。現在だけでなく、過去の出来事ともいろいろかかわる。結果として、いい小説だった。読んでよかった。