木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『流浪の月』

凪良ゆう 東京創元社

8歳の女の子が見知らぬ大学生の男子宅で2か月暮らす。男性は小児性愛者である。それだけで、ネット上では一生烙印が押されてしまう。しかし小児性愛的な言動はなかった。しかししっかりと烙印は押されて、社会人となってからも周りの視線は強い。同情であったり。なかなか言葉にできない誤解に苦しむ。そういうなかでストーリーは進む。本屋大賞受賞作。