2023-08-12 『霜月記』 砂原浩太郎 講談社 このところ時代ものにはまっている。 本書は神山藩シリーズの3作目。 親子3代の物語。祖父は引退して柳町で悠々自適。父は町奉行だったが突然辞めて行方不明。子どもがそれを継ぐ。それぞれ父と子の物語である。 砂原さんの小説は登場人物が多く、人物をメモしながら読んだ。これは私の物覚えの悪さから来ているのかも知れない。 読み出し早々から事件のきな臭さがある。それに父が関わっているらしい。