木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『百花』

河村元気 文春文庫

妻が妊娠して、一方母親は記憶を失っていく。

単身で子どもを産み、育ててくれた母親を思い出しながら。母親は施設にはいる。子どもが生まれる。記憶を失っていくのはどういうことなんだろう、そのテーマに向き合っていく小説。