『銀漢の賦』

葉室麟　文春文庫

時代小説はあまり読む方ではないが、続けて2冊読んでしまった。

藤沢周平の正当な後継者と表紙にある。先に読んだ『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太郎は葉室麟の時代小説の後継者ではないかと思っていたから、読む気になった。

3人の幼馴染のその後に起きる事件がストーリー。うまい、というのか、思わず読んでしまった。読まされてしまった、と言ったらいいのか、葉室麟のなかでも代表的な小説なのだろう。いい本と出会ったという思いがある。