2021-05-28 『サラの鍵』 タチアナ・ド・ロネ、高見浩訳、新潮クレスト・ブックス フランスにもかかわらずドイツ・ナチスに協力してユダヤ人たちが収容所に行く。10歳のサラは連行されるのに、とっさに弟を納戸に隠して鍵を閉めた。 サラは収容所を逃走して生き残る。その話がベースになって、現代が語られる。見事なストーリー。 久しぶりの感動的な小説を読んだ。 タチアナ・ド・ロネの日本語訳はこの本だけらしい。早く新作が訳されることを願う。