木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『花の回廊--流転の海 第5部』

宮本輝 新潮文庫

第5部は金のあった主人公がどん底を経験する。10歳の子どもを主人公の妹の貧しいアパートに預けて、駐車場経営を始める。

貧しいアパートにさまざまな事件が起こる。この子どもは筆者ということになるだろうから、そういう見方も面白いと思う。