木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』(上下)

白石一文 講談社文庫

テーマに関連する引用文が幾つも出てくる。性的描写もあって、なかなか人に勧めにくい感じがするが、面白くは読めた。

白石氏の小説は何冊か読んだことになるが、東大卒の主人公とかややエリート向けという感じがしないでのない。そういうビジネスの部分と、男と女の関係がどの小説にもある。