木ノ内博道の雑読ノート

読んだ本の備忘録です。

『黒百合』

多島斗志之 創元推理文庫

夏休みを六甲の山中にある父の友人の別荘で過ごす14歳の少年。同い年の少年がおり、同年齢の女の子とも出会う。

恋心に芽生えた小説の展開。そこに、殺人事件が2つ起こる。

推理小説だが、誰にでもありそうな14歳の子どもたちの心の揺れが描かれている。