2022-02-21 『もうひとつの「流転の海」』 宮本輝 新潮文庫 9部にわたる「流転の海」のストーリーで、随所にでてくる局面を短編で書いている。それを集めた短編集、と言える。ただ、微妙に話が違っていて、どちらが本当なのか、あるいは両方ともフィクションなのか、と考えてしまう。「流転の海」を読み終えて、思いだしつつ読んでみるといい。